ネットワークビジネスの販売システム(MLM方式)とは?

あなたは、ネットワークビジネスについてどういうイメージお持ちですか?

私は、最初この名称を知りませんでした。

知人から紹介されたある会社の情報を、
「マルチ」で検索してしているうちに、
日本語では「ネットワークビジネス」とか、
MLMという呼び方があるらしい、と気がついたのです。

この時には、インターネットを利用してできるビジネスだから、
こう呼ぶのかな~程度しか思っていなかったぐらい、
なにもこのビジネスについて知らない初心者でした。

その時に見つけて、気になったのが今の直アップのサイトでした。

「インターネットを使った在宅ビジネス」
「資格も資金も必要ない」

というのに惹かれました。

しかし、サイトを読んでいても会社名も書いていないし、
具体的にどういう仕事なのかも書いていないし、
一体どういうビジネスなんだろう?

インターネットを使うビジネスということしか情報がないので、
本当に海外在住でもできるかどうか
メールで問い合わせたのが始まりです。

 

無料資料をメールに添付して送ってもらったので、
ざっと目を通してみたら、

・ 商品を購入しないといけない
・ 人に紹介して同じように購入して貰わないと報酬 が発生しない

  ということが分かりました。

やっぱり、マルチとかネズミ講と同じじゃないか・・・

と、いうのが資料を読んだ第一印象でした。

そこで、「ネズミ講」や「マルチ」について悪いイメージがあったので、
ネットワークビジネスとの違いをはっきり知りたいと思い、
もう一度メールしました。

そのお返事で、怪しいビジネスでなく、
とても合理的で平等なビジネスだということが分かりました。

それがこのビジネスを始めるきっかけとなりました。

まず、このネットワークビジネスという名称ですが、
日本独特の呼び方だそうです。

他にも色々な呼び方でよばれています。
紹介販売、組織販売、口コミ販売、人脈ビジネス、消費者還元ビジネス、
ホームパーティビジネス、システム販売、無店舗販売、コミュニケーション
ビジネス、ダイレクトセーリング・・・

もしかしたら、あなたは、この中のビジネスのいずれかに、
すでにに関わっていらっしゃるかもしれませんね。

本場アメリカでは、ネットワークマーケティングという名称で
私が住んでいるドイツでも同様に呼ばれています。


ネットワーク
とは、網の目のように作った組織、系列、など
つながりそのもののことを言います。
口コミで伝えて商品を流通させる経路がネットワークと同じ形態
ということでこのように呼ばれるようになりました。
インターネットのネットワークという意味も同じ意味ですね。

本来は、1930年代にアメリカで誕生した無店舗訪販商法のひとつで
マルチレベル・マーケティング MLM(Multi-Level Marketing) 直訳では
多面的な階層で物品を流通させる仕組みという意味です。

これは、一般流通であるところの「SLM(Single-Level Marketing) 」との
比較で生まれた言葉です。

日本「マルチ」というと、どうしても過去にあった事件で、
マルチ商法を利用した悪徳業者の事件を思い起こさせるため、
悪いイメージに取られることが多いですね。
そのため、「マルチ」という名称はあまり使われていないそうです。

私も正直、「マルチ」という呼び方は使いたくないですね^^;;
家族や、友人、知人にこのビジネスの話を説明しても、
やはり「マルチ?」と訊かれます。
ここで、「マルチビジネスだ」と答えると、
「騙されているんじゃないの?」と心配されます。

これほど、このビジネスのイメージが悪いとは、
自分で始めるまで意識していませんでした。

しかし、このビジネスは調べていただいたらお分かりになると思いますが、

日本語では「訪問販売法」という法律の中で、連鎖販売取引という名称で
呼ばれ、正式に認定されている合法的なビジネスです。

さて、このビジネスについてご説明させていただきます。

ネットワークビジネスは独特の流通システムを採用しています。

一般的な流通システムというのは、

① 生産者(メーカー) ⇒ 企業(販売代理店)
② 企業(販売代理店) ⇒ 卸業
③ 卸業 ⇒ 小売店
④ 小売店 ⇒ 消費者(お客)

と流通する過程で、中間流通コストや、さまざまな経費(宣伝費なども)
かかって
いるため、消費者(お客)が小売店で購入する時には、
原価をかなり上回っています。
これが普通の流通システムであり、
一般的な縦型流通システムです。


この縦型流通システムの中間流通部分を省いて、
① 生産者(メーカー) ⇒ 消費者(お客)
直接商品を消費者(お客)に販売しているのが、
ネットワークビジネスの販売システムなのです。
マルチ・レベル・マーケッティング「MLM(Multi-Level Marketing)」であり、
「無店舗訪販商法」と呼ばれる販売システムす。
 
言い換えたら、生産者直売ですね。
 
 

このように、単純に考えたら中間流通へかかる費用がない分、
販売価格が大幅に安くなります。
生産者に取っても、消費者に取っても、無駄な費用がかからず、
いいとこ尽くめの流通システムですね。

しかし、 生産者が直接消費者に商品を販売するためには、
宣伝しないことには、商品の存在も知られないし、
多くの人に購入してもらえません。

そこで、その商品宣伝を消費者自らか口コミで行うことで、
宣伝費も省くシステムを考えました。

つまり、消費者自らがそのメーカーの販売員として活動し、
販売した商品代金の一部をお礼として、
受けとることにしたのです。

例えば、あなたが「この商品、私も使ってるけどいいわよ」と 友人にすすめて、
その友人がその商品を購入したら、
紹介料としてメーカーから直接あなたに利益の一部を、
報酬として支払われるということです。

この流通システムは、ねずみ講や一部の悪徳マルチのように、
ピラミッド組織の上位
の者から購入した物品、権利、サービス等を
下位の者へ販売するという方法とは全く
違います。

 

しかし、この流通システムを悪用した業者が過去に多くの被害者を出したことも
残念ながら、事実です。

ということで、次は、ネットワークビジネスとネズミ講の違いについて、
ご説明します。