ネットワークビジネスで成功する秘訣は、長く続けることです。
10年続けたら90パーセントがその会社のトップクラスの報酬
をもらっているという統計があります。宝くじより確率いいですね!

しかし、10年同じ仕事を続けるには、楽しくないと続かない
でしょう。ネットワークビジネスは辛い「労働」ではありません。

では、「仕事」と「労働」の違いとは?


日本の「定年制度」のルーツは明治時代に遡ります。

当時の定年は50~55歳。平均寿命が50歳くらいの時代だったので、
平均寿命が80歳を超えている現代なら、90歳を定年としてもおかしく
ないくらいの設定でした。

初めて退職年齢を規定したのは、海軍が設立した海軍火薬製造所
といわれています。明治20 (1887)年に「職工規定」を制定し、
これがモデルとなって民間企業にも広がりました。

1955年に行われた調査では、定年制を設けている企業は回答企業
全体の9割を超えていました。
 

そして、この「定年制度」が普及した時期と同じく、"輸入"されたのが
「労働」という概念です。 「労働」という言葉が明治維新以後に
"Labour"に対する訳語として考えられた造語であり、それ以前は
「労働」という言葉はありませんでした。

 「労働=Labour」とは、奴隷が行うもので、生産性を上げることだけを
目的とし、いかなる過酷な状況にも耐えて労働力を提供する働き方で、
「時間」を労働に結びつけた西洋の概念でした。


労働のなかった日本では、「働くこと=人が動くこと」が仕事で、
日本人にとって時間は働き手が自分でコントロールできるものでした。

例えば、日本人の働き方というのは、農業に代表されるように、
お天道様に合わせて、天気がいい時には畑に行き、暖かくなると田植え
をして、野菜を育て、米を作っていました。

江戸時代の職人と呼ばれた人たちも、時間とは無縁の働き方をしていて、
今の人が見たら「なんてダラダラと働いているんだ」とあきれるような
働き方だったとも言われています。

時間を短縮して生産性を上げるという考えは、日本人にはなかったので、
「労働」という概念が入ってきたことで、日本人の働き方、働かせ方が
大きく変わってきました。  


時間を管理することで、高度成長期の企業は発展し、会社は儲かり、
その恩恵を働く人たちも十分受けることができました。 

定年制度は企業にとって、給料が高い一方でラインから外れた人たち
を切るための絶好の制度で、寿命が延びてきたのとは関係なく、
「55歳定年」をつい最近まで続けていたのも、雇用調整の都合のいい
言い訳になったからです。

働く人たちにとっても、「悠々自適な定年後」の人生を夢見ることで、
しんどい働き方に耐えることもできたし、明確なゴールが決められて
いることで、どうにか踏ん張ることもできました。 


「働く」という行為は、ネガティブに捉えられがちですが、
「働く」行為そのものは、本来私たちにとってポジティブな力となります。

働くということは、2面性を持っています。
苦しみの原因になることもあれば、
働いていることで喜びを味わえることだってあります。

仕事が苦しみとなると、過労死や過労自殺に至ってしまう場合もあります。
反対に、仕事があったおかげで、
私生活での悲しい出来事から立ち直れることもあります。

誰だって、人から感謝されたり、誰かの役に立ったことを実感できた時は、
嬉しいし、自分には無理だと思っていたことができたり、自分の力を十分に
発揮できた時には、「働いていてよかった」と素直に感じるでしょう。  


「定年制度」がなく、「労働」という言葉もなかった時代の日本人は、
社会保障もなかったから、生活するために死ぬまで働かなきゃいけない
という事情もありました。  

しかし、少なくとも時間に管理され、自由のない働き方はしていなかった
時代でした。現在の私たちが知り得ない心地良さがあったかもしれません。

自分で働く時間も、働き続ける年齢も、自由に自分で決めることで、
仕事が持つ「元気になるエネルギー」を十分に味わえるような
程よい働き方を知っていたのでないかと想像します。  


本来、仕事は「人間を元気にする力」を持っているものなのに、
「労働」という概念で作られた労働観のせいで、
いつの間にか、私たちは仕事に振り回されてしまっているのでは?

会社や社会に合わせた働き方ではなく、人に合わせた働き方を、
考えないといけないでしょう。  


人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わった、
オーストラリアのブロニー・ウェアという方が、
死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったものを公表しています。  

1位は「自分自身に忠実に生きれば良かった」
そして2位は「あんなに一生懸命働かなくても良かった」

「仕事に時間を費やし過ぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった」
と最期に感じたのだそうです。  


自分自身に忠実で、楽しめる仕事。
家族と一緒に過ごす時間が充分取れる仕事。

それが、ネットワークビジネスだと私は思って取り組んでいます。


※ この記事は「日経ビジネスオンライン」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120214/227197/?P=1

を参考に編集して書かれています。